中小企業退職金共済制度(中退共)は、
昭和34年に中小企業退職金共済法に基づき設けられた
中小企業の従業員のための国の退職金制度です。
中小企業者の相互共済と国の援助により確立されており、
中小企業の従業員の福祉の増進と、中小企業の振興に寄与することを目的としています。
初めて中退共制度に加入する事業主および掛金月額を増額する事業主に掛金の一部を国が助成します。
掛金は口座振替ですので手間がかかりません。
また、従業員ごとの納付状況や退職金試算額を事業主にお知らせしますので退職金の管理が簡単です。
掛金は、法人企業の場合は損金として、また、個人企業の場合は必要経費として、全額非課税となります。
従業員ごとに選択した掛金月額は加入後いつでも増額できます。また、掛金月額の減額は一定の要件のもとで可能です。
一定の要件を満たしていれば以下の通算ができます。
退職金は、中退共本部から直接、退職した従業員の預金口座に振り込まれます。
退職金は一時金払いのほかに、一定の要件を満たしていれば、本人の希望により全部または一部を分割して受け取ることができます。